今期、社団戦に初参加しました。
前半はフル稼働したものの、きれいに後半はまるごと欠席し、最後の対局からだいぶ時間が経ってしまいました。今期何があったか、対局を一局ずつ振り返ってみたいと思います。
■1日目
☆第0戦目:
うっかり駅を5つほど乗り過ごす。慣れない路線で、なかなか着かないなあと思っていたらとっくに乗り換え駅を過ぎていて焦りました。
◯第1戦目:記録係
記録をしながら社団戦の雰囲気を掴むことができたので良かったです。
☆昼休み:
せっかくなので浅草のお店で食事を、と思って外出しましたが、近場のお店はどこも大混雑。猛暑の中を彷徨ってようやく席に空きのある蕎麦屋を見つけたものの、かなり体力を消耗してしまいました。次回からは弁当を注文しようと決意。
◯第2戦目:先手升田石田流対居飛車、勝ち
デビュー戦。緊張し、全く手が見えず。
穴熊阻止の▲3三角成が機敏だった気がします。相手の方のうっかりで飛車を捌いて一気に勝てた対局。デビュー戦で勝利できて、とにかくホッとしました。
◯第3戦目:抜け番
◯第4戦目:後手升田式石田流対居飛車、勝ち
相手は大学将棋部の方。後手升田式の最前線、▲5六角△3三飛となる形にネット将棋以外で初遭遇。大会で真剣に考えると得られる経験値が違いますね。
感想戦では様々な変化を教えていただき非常に勉強になりました。やはり序盤は面白い。
■2日目
◯第1戦目:先手升田式石田流対居飛車、負け
年配の方との対局でした。
序盤はお互いに手を作るのが難しい展開に。手詰まり気味の局面(▲4六銀対△4四銀)で、菅井七段の▲6七角が一瞬頭に浮かびましたが、よく分からなかったので自重。帰宅後に検討したところ、やはり▲6七角はあったようで、なるほどこういうときに打つのかと、ようやく腹に落ちた気がしました。
結局、本譜は囲いに手をかけたものの軽率な手を指してしまい、攻められる展開に。私はとにかく終始形勢を悲観していましたが、玉形が大差な分、むしろ先手優勢の局面が多かったようで、冷静に形勢を判断する必要性を痛感しました。
最終的には入玉されてしまい、形勢は絶望的に。長手数の熱戦でした。
感想戦では優しく話しかけていただき、相手の方の人柄に触れてほっこりしました。
後日、プロの先生に本局の棋譜の一部を見て頂く機会があり、手詰まりの局面は二枚銀冠に組み替える手順もあったと教えていただき、序盤をもっと勉強しようと思った日でした。
本局は総じて得るものが多い一局でした。
◯第2戦目:相振り飛車、勝ち
相手は早指しの子供。
中盤でこちらが有利になったため、私もアドレナリンが出てきてどんどん早指しに。終盤はお互いがほとんど攻めの手しか指さないという超展開。最後は速度差でこちらの勝利に。
心を落ち着けて指す必要性を感じました。
◯第3戦目:先手升田式石田流対居飛車、勝ち
相手の方のうっかりから序盤で香得に。その後は飛車先を逆襲し、さらに飛車得に。
◯第4戦目:後手角交換振り飛車対居飛車、負け
序盤はやや有利でしたが、相手の方の催促に焦ってイマイチな手を指してしまい一気に劣勢に。
きちんと読みを入れて指さないといけません。
■3日目
◯第1戦目:相振り飛車、勝ち
序盤から急戦を仕掛けるものの、手順を誤り劣勢に。その後も徐々に形勢を拡大され、完全に敗勢に。
最終盤でこっそり詰めろをかけた手が秒読みの中で相手の方の読み抜けを誘い、奇跡的に勝利を得ることができました。
☆昼休み:出店されていた古本店で、昔の将棋世界の付録をいくつか買いました。
◯第2戦目:先手升田式石田流対居飛車、勝ち
序盤で「升田の名角」風味の▲9六角を打ち、それだけで大満足。しかし、△9四歩型だったので本当は△9三桂で受かっていたことに後で気づきました。(本譜は△9五歩だったので▲8五角が決まる)
この日はここで早退。
■個人戦
欠席
■4日目
欠席
ねこまどチームの6部昇級が決定。メンバーとして嬉しい一方、喜びをその場で味わうことができず、なんとなく寂しい気持ちになった日でした。
■全体として
主に下位枠で出場させていただいたおかげで、同程度の棋力の方と当たることが多く、楽しくシーズンを過ごすことができました。
振り返ってみると、今期の戦型は升田式石田流が多かったので、来期は違う作戦を披露できればと思います。
最後になりましたが、普段から明るくフラットに接してくださるチームの皆様と大人将棋ファンの集いの場を提供してくださった「ねこまど将棋教室」に改めて感謝いたします。
それでは、また来年。
Tmt
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